うどんで島の活性化を図ります。大手うどんチェーン店、「丸亀製麺」の研修施設が丸亀市の離島にオープンし、11月27日、記念のセレモニーが行われました。
丸亀港から船で約30分。塩飽諸島最大の島、丸亀市の広島にオープンした研修施設、「心の本店」です。
(テープカットの様子)
セレモニーには松永恭二市長や丸亀製麺の関係者らが出席。施設で作られたうどんを食べて、オープンを祝いました。
(丸亀市 松永恭二市長)
「全国から麺職人が集まるというのは、丸亀にとってフォローの風が吹いてきて、ありがたい気持ち」
(中村香月記者)
「施設の目的は本場、讃岐うどんの作り方を学ぶこと、そして地域の人との交流を深めることです」
施設は、うどんチェーン店の「丸亀製麺」を手掛けるトリドールホールディングスが整備したものです。研修に訪れた従業員がうどんの原材料である小麦を島で栽培するほか、瀬戸内海の海水を使い、塩を一から作るなど、讃岐うどんの文化を体験し、うどん作りの専門性を高めるのが狙いです。
また、島の人口は約160人と過疎化が進んでいますが、うどんを通して交流を深め、地域の活性化を図ります。27日は早速、島民にうどんが振る舞われました。
(島の人は…)
「おいしい。毎日してくれたらいい」
「ここで育った小麦と思うとうれしいし、特別な感じがする」
(トリドールホールディングス 粟田貴也社長)
「丸亀製麺の聖地にできたら。地域との関わりを大切にしながら、商売の原点をしっかり身に付けてもらう。より高度な技術でよりおいしいうどんを作れる、そういう研修の場所にしたい」
施設は2024年4月から本格的に稼働し、年間100人から200人の研修を予定しているということです。
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