大手生命保険4社は4月から9月にかけての中間決算を発表し、いずれも利息や配当金などの増加で去年の同じ時期と比べて大幅な増益となりました。

 大手生保各社によりますと、本業のもうけを示す営業利益にあたる基礎利益(連結)は、日本生命が中間決算では2015年の開示以来、過去最高の4866億円(+36.0%)でした。

 今年、買収した介護最大手「ニチイホールディングス」の数字も、この中間期から決算に反映されました。

 また、第一生命ホールディングスは3062億円(+41.9%)、明治安田生命は2985億円(+14.2%)、住友生命は2050億円(+37.8%)で、4社いずれも去年の同じ時期と比べて大幅な増益となりました。

 日本銀行が3月にマイナス金利を解除、7月に追加で利上げに踏み切るなか、保有している証券などの配当金や利息の収入が増加して基礎利益を大幅に押し上げました。

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