中国電力は島根原子力発電所での一部の工事について、島根県に届け出をしないまま実施していたと発表しました。
発電所の安全性に問題はないとしています。
島根県に届け出をしていなかったのは、島根原発3号機周辺に護岸や防波堤を設置する港湾工事と、防波壁を漂流物から守るための対策工事の2つです。
本来、港湾で外郭設備の設置工事などをする場合、法律に基づいて工事の規模や期間などを事前に都道府県に届け出る義務がありますが、発電所内の別の港湾工事の際に県から指摘を受けて未届けが発覚したということです。
未届けのまま工事を行った理由について中国電力は「法律の認識が十分ではなかったため」と弁明しています。2つの工事はすでに完了していますが、中国電力は県と協議の上、届出に関わる報告書を提出したとしています。
中国電力では対象の設備は技術基準を満たしていて、発電所の安全性には問題ないとしています。
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