物価高が暮らしを直撃する中、ボーナスアップの要求です。長野市の長野中央病院で冬のボーナスの増額を求めて、組合に加入する職員が1時間の時限ストライキを実施しました。23年ぶりということです。

抗議の声を上げたのは労働組合に加入する長野中央病院の看護師や介護職員約200人です。

労使交渉で冬のボーナスが2023年の1.5カ月分から0.7カ月分と示されたことに「過去最低の水準だ」と反発。1時間の時限ストライキを実施しました。ストは2001年以来23年ぶりです。

ただスト中も必要な人数は残し、診察や入院患者の対応に影響の出ないようにしたということです。

病院側は減額の理由を「物価高や受診者の減少による経営難」と説明しています。しかし組合側は「最低でも1カ月分以上」の支給を求めています。

長野地域民医連労働組合・原さえ子 執行委員長:
「良い医療・介護をやる上では自分たちが不安定な生活ではできない。私たちの思いをしっかりわかってもらいたい」

ストに対し、病院を運営する長野医療生協の井出専務は「深刻な訴えと受け止めている。今後の交渉に誠意を尽くしたい」としています。

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