冷凍食材を上に置くだけで短時間で解凍できる「解凍プレート」が全国的に人気となっている。マグロの刺身・ひき肉など、解凍に時間の掛かるものも手短に解凍できるため、時短になり、さらに流水解凍や電子レンジでの解凍をしないため節約にもなるという。
水も電気も使わない…解凍機能付きのまな板が人気
一見、普通のまな板のようなプレートに氷を置くと、あっという間に溶け出した。これは、その名も「解凍プレート」だ。水も電気も一切使わず、冷凍食材を上に置くだけで短時間で解凍でき、「節約にもなる」と人気が高まっている。
この記事の画像(12枚)遠藤玲子キャスター:
2024年に入り、解凍プレートのオリジナル商品が各社から次々と販売されています。9月上旬から、全国販売を始めたニトリを訪れました。
記者:
(ニトリ赤羽店の)まな板のコーナーですが、解凍機能付きの商品だけ売り切れになっています。
遠藤キャスター:
アルミニウム製のプレートが食材の冷気を素早く逃がし、効率良く解凍が可能になる解凍プレート「解凍プレートシャープナー付きまな板」(M)1490円(L)1990円。その解凍時間は、自然解凍の半分以下で、発売直後から全国の店舗で売切れが続出しているんです。
どれぐらいの時間で解凍が可能なのか、実際に試してみた。
遠藤キャスター:
まずは、マグロの刺身です。電子レンジでチンするわけにはいかないので、流水で解凍するしかないですが、水道代も気になりますね。普通のまな板と解凍プレートに置き、25分待ちました。ここで一度、ひっくり返してみると、自然解凍の方は全然まだ解凍していません。ひっくり返した側はまだ氷ついて、カッチンコチンです。
一方、解凍プレートの方はもう柔らかくなり始めていました。だいぶ柔らかいので切ってみると、もう中まで解凍されています。置いておくだけで自然解凍と比べ、40分以上の時短となりました。
遠藤キャスター:
そして、ハンバーグ作りで冷凍庫から出し忘れがちなひき肉も、35分でスプーンで崩すことができます。これだったらハンバーグを諦めなくて済みます。他にも、出来上がったお弁当や炊きたてご飯を冷凍保存する際の粗熱取りなどにも使えます。
ひき肉は自然解凍で1時間35分が35分に…光熱費削減にも
解凍プレートを、ほぼ毎日使用しているという飯田さんのお宅を訪ねてみました。この日は、パスタに使うという、しらすを解凍していました。
飯田さん:
レンジだと火が通りすぎちゃう。
飯田さん:
調理時間を短くしたり、光熱費も安く済ませられる。
遠藤キャスター:
他の調理を進めながら、しらすを放置すること20分。半解凍のしらすをパスタに投入します。さらに、プレートに乗せて解凍したブロッコリーを添えれば完成です。飯田家では、両親が仕事から帰ってくる前に冷凍食材を解凍プレートに乗せておくのが、子供たちのお手伝いにもなっているということです。
遠藤キャスター:
約50分前の番組のオープニングで解凍プレートの上に乗せた鮭を見てみると、完全に解凍されています。ずっと見ていましたが、15分くらいで解凍されていました。
今回試してみた食材でも、まぐろ(70g)は自然解凍で70分が25分に、豚肉(190g)は45分が20分に、ひき肉(140g)は1時間35分が35分で解凍でき、時短そして節約にもなるということでした。
(「イット!」11月21日放送より)
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