今シーズンの鳥インフルエンザが過去最多の2022年に匹敵する勢いで発生していることを受け、農林水産省は、防疫対策の徹底を呼びかける緊急会議を初めて開催しました。

江藤拓農林水産大臣
「令和4年シーズンのように鳥インフルエンザが大量発生すれば、卵の需給や価格、国民の皆様方の食卓にも大変な影響を及ぼすことがあります。今シーズンは自分のところに来ても全くおかしくないと、来るぞという覚悟を持って体制を組んでいただきたい」

きょう初めて開かれたウェブでの緊急会議には、各都道府県の担当者など500人近くが出席しました。

農水省は、▼ウイルスの侵入を防ぐために鶏舎などの見逃しがちな隙を徹底的に埋めるほか、▼20万羽以上のニワトリを飼う農場などには衛生管理の再点検を実施するなど新たな対策を求めました。

今シーズンの鳥インフルエンザは、先月、過去最も早い時期に北海道で1例目が確認された以降、全国で9事例発生。これまでに8道県であわせておよそ121万羽のニワトリが殺処分の対象となっています。

農水省によりますと、今シーズンは、鳥インフルが大流行し過去最多の発生となった2022年に匹敵する勢いと説明していて、今後の感染の広がりによっては、高値が続いているたまご価格をさらに押し上げるかもしれません。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。