農林水産省は21日、高病原性鳥インフルエンザの急速な発生に伴い、都道府県の担当者や生産者団体に衛生管理の徹底を呼びかける緊急会議を初めて開催しました。

今シーズンは10月17日に養鶏場で、過去最も早い感染が確認されていて、現在、8つの道県で10事例が発生、約121万羽のニワトリが殺処分の対象となっています。

発生ペースは「エッグショック」と言われ、卵の供給不足を引き起こした2022年に匹敵するペースだということです。

緊急会議で農水省は、鶏舎を換気する際は水を撒いてほこりの舞いを防ぐなど新たな対策を求めました。

JA全農たまごによりますと、今月の鶏卵の平均卸売価格(東京・Mサイズ1キロあたり)は、21日時点で280円となり、4カ月連続で上昇しています。

今後も鳥インフルエンザの感染が広がればさらなる価格上昇が懸念されます。

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