11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、明治安田生命は20日、夫婦に関するアンケート調査結果を発表した。

20代から70代の男女1620人に聞いた調査によると、「新婚旅行へ行った」人は約4人に3人(76.1%)で、「海外旅行へ行った」人は35.5%、「国内旅行へ行った」人は40.6%だった。

これを、「1年以内に結婚した人」に限って見てみると、新婚旅行に行った人は61.7%で、「海外旅行に行った」人は18.1%、「国内旅行へ行った」人は43.6%と、国内旅行の割合が海外旅行の割合を大きく上回った。

また新婚旅行にかかった費用については、「海外旅行に行った」人の平均は77万6794円で、「国内旅行へ行った」人の平均22万7854円の約3倍だった。

1年以内に結婚した人のうち、「国内旅行に行った」「新婚旅行に行かなかった」と回答した人に対して、海外旅行へ行かなかった理由を聞くと、「国内に行きたい旅行先があったから」(35.1%)、「海外旅行は円安の影響で費用が高いから」(15.6%) との回答が多かった。

また1年以内に結婚した人に新婚旅行の行き先を聞くと、国内は「沖縄」(22.4%)、 「北海道」(19.0%)、「京都」(6.9%)「福岡」(6.9%)の順で人気だった。

 海外は「ヨーロッパ」(8.6%)、「ハワイ」(5.2%)「オーストラリア」(5.2%)が 上位となった。

明治安田総合研究所のエコノミスト前田和孝氏は、新婚旅行が地域の活性化に繋がる可能性を指摘し、「観光業は 地域経済の重要な担い手であり、新婚旅行の先に選んでもらえれば、良い思い出とともに口コミの拡がりも期待でき、周辺の飲食店も含めて観光地は潤います」と分析し、新婚旅行を呼び込むためのポイントとして、「近年は旅行先を選ぶ際にSNSを重視する人が多いようです。フォトジェニックな風景や、体験できるアクティビティなどについて、SNSを通じたプロモーションもカギと言えるでしょう」としている。

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