「自分がもう1人いれば」と考える人も多いかもしれませんが、そんな夢をかなえる日本企業が登場しています。
■そっくり!人間ではなく…AIクローン
AIが実現する「もう一人の自分」 この記事の写真先月、東証グロース市場に上場した「オルツ」は今、投資家が注目する企業の一つです。彼らが得意とするものは…。
オルツ 日置友輔CFO(最高財務責任者) クローン「私、オルツのCFO・日置のパーソナルクローンです。本日はどうぞよろしくお願いします」
一見すると、人間が話しているようですが、本人はモニターの左側にある席に座っています。
米倉社長クローンモニターで会社の説明をしているのは、本人そっくりに作られたAIクローンです。
オルツ 米倉千貴社長 クローン「今、説明したことを組織図で示したのがこちら」
知り合いでも本物と誤解するぐらい、話し方や声のトーンまでそっくりに作られています。記者からの質問にもクローンが答えます。
米倉社長 クローン「(Q.今後の海外展開、M&Aの計画は?)積極的に検討していく予定です」
結局、本人たちは何も話すことなく、会見は終了しました。
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■クローンにも給与支給『4万5800円』■クローンにも給与支給『4万5800円』
クローンにも給与支給米倉社長を直撃しました。
米倉社長 本人「僕らは1人が1クローンを持つ世界になると思っていて。自分がやるべきなのか、クローンにやらせるべきなのか。みんなが選択できる世界になる」
実はこの会社では、すでにクローンに給与も支払っています。この給与明細では、社内業務や取引先への対応などに1回あたり50円が支給され、社長のクローンは月に916回・ひと月で4万5800円を稼ぎました。
本人を再現クローンは社内SNSやメール、オンライン会議などで、本人の言動を学ばせています。言い回しは変わりますが、「9割くらいの確率で同じような回答をする」といいます。
本人そっくりすでに大阪の建設会社などでも導入していて、創業者やカリスマ経営者など本人そっくりのクローンがあれば、その人がいなくなった後も意見を求めることができます。
米倉社長 本人「僕らは“完全一致”を目指しているので、完全に一体の考え・反応を目指している。(空いた時間で)もっと稼ぐことも、クローンに働かせることもできる。それを実現しようとしている」
(「グッド!モーニング」2024年11月20日放送分より)
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