リニア新幹線のトンネル工事が行われている東京都町田市で水と気泡が湧き出た現象について、JR東海の丹羽俊介 社長は11月13日、「調査を行った結果、周辺の建物に影響を与えるような変異は確認されなかった」などと説明しました。
地面から噴き出す水や気泡。こちらは10月下旬、東京・町田市の住宅で撮影された映像です。
JR東海・丹羽俊介 社長:
(リニアの)ルートの沿線の地表面で湧水・気泡が発生している箇所を1か所確認した。現在この湧水・気泡は止まっている状態。調査の結果、人体や環境に影響を及ぼすようなものではないと確認した。周辺の調査を行った結果、建築物に影響を与えるような変異がないことを確認。周辺の地下の空洞調査を行った結果、空洞は確認されませんでした
この現象について11月13日にこう述べたJR東海の丹羽俊介 社長。
住宅の近くにはリニア中央新幹線の「第一首都圏トンネル小野路工区」があり、JR東海は土を削りやすくするため気泡材を使いながら掘削工事を行っていましたが、これを受け工事を中断しています。
丹羽社長は引き続き調査を行い、地域住民に説明を行う方針を示しました。
JR東海・丹羽俊介 社長:
引き続き今回の事象と工事の因果関係を専門家の意見も聞きながら調査するとともに、計測・巡回により監視をしていきます。この掘進を再開する際には、地域の皆さんや関係自治体に行っている調査結果を説明していく
小野路工区の工事再開のめどはたっていないということですが、同じ工法でほかの地域で行われている工事については「中断する考えはない」としています。
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