物価上昇による家計への深刻な影響が見えてきました。
住友生命保険によるわが家の台所事情に関するアンケート。
それによると、約8割の人が物価上昇が家計に影響を及ぼしていると答えていることが分かりました。
では、具体的に何に影響を感じているのか。
約9割の人は食費と回答し、次いで7割の人が電気代と回答しました。
この出費を抑える家計のやりくりについて、物価上昇の影響を受けているという家庭では、7割を超える人が家計を切り詰めていると回答。
最も多かったのは、やはり食費の節約。
次いで趣味に費やすお金や洋服代、さらに自分の小遣いも減らしているという回答が続きました。
特に小遣いについて調べると、月平均で1万4338円削減され、2万2269円という結果になりました。
「物価上昇に見合う賃金アップがない」「将来に不安を感じるので貯蓄額を上げた」といったコメントも寄せられたといいます。
物価の上昇が続く中、高水準の賃上げも叫ばれてきた2024年ですが、年収で見ると、前年よりも増える見込みと答えたのはわずか15.1%で、約8割の人が変わらない見込みと回答。
賃金上昇も追い付いてはいないことがうかがえます。
また物価の上昇に伴い、年収アップの必要性を感じている人は半数を超えていて、より厳しさを増す台所事情が浮き彫りとなりました。
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