■待ちに待ったGW 関西空港には海外へ出発する人たちで大にぎわい

27日から待ちに待ったゴールデンウィーク。最大10日間の長い連休になる人も!

26日朝の関西国際空港は、一足先に海外へ出発する人たちでにぎわっていました。

【韓国への旅行客】「貯金しました、このために。(Q.好きなもの食べて?)いっぱい食べます」

【台湾への旅行客】「弟の受験が終わったから、息抜きでお祝いに海外旅行に行こうよって話になって」

【台湾への旅行客】「台湾茶とかおいしいもの、食べてみたいなと思ってまして」

関西空港を運営する関西エアポートによると、ゴールデンウィーク期間中(=4月26日~5月6日)の国際線の出発のピークは5月3日、到着のピークは5月5日で、この期間中の国際線の旅客数は出発・到着合わせて68万2600人と見込んでいます。
これは、コロナ前の2019年の同じ時期の8割に相当するということです。


■円安と海外の物価高で「節約しながら」 GWの予算は2万9677円

そんな海外渡航者を苦しめるのが、円安です。

【吉原功兼キャスター】「今の為替レートは1ドル161円台。円安が進んでいます」

【パリへの旅行客】「8万5000円替えました。490ユーロ。もっと多かったらいいなと思うんですけど、どうしようもないから」

【スリランカへの旅行客】「LCC使ったり、安いホテル泊まったりしながら、節約しながら行ってこようと思います」

26日の円相場は、一時1ドル=156円台に下落しました。

わずか十数年前、円は、今の倍の価値がありました。

「円高なので買い物とかも安く買えたと思います」
「ブランド品のTシャツ日本より安かったので」
「以前(海外に)行った時よりも両替のレートがよかった」

1ドル、100円を割っていた時代も今は昔。

国内外の旅行事情に詳しい専門家は、ことしの傾向についてこう話します。
【航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん】「円安、海外でも物価高が進む中で、当初想定していた予算よりも難しいと、近場のアジアに行く人が多い傾向。ホテル代が国内では上昇しているということがありますが、お出掛けはするけど、今まで2、3泊の予定だったのが、1泊にしたり、日帰りにしたり、日程を短くして、家の周りで楽しむ、そういった人も多く出るのではないかと思われます」

明治安田生命の調査によると、物価高の影響で、ことしのゴールデンウィークの予算は、去年から9617円減って2万9677円となり、3年ぶりに減少しているということです。

■電車好きにはたまらない!特等席から電車を眺める特別プラン

限られた予算の中でも、できるだけ充実した旅を味わいたい!

そんな人に向けた「安・近・短」なプランを展開するのが、大阪駅直結の「ホテルグランヴィア大阪」です。

ここでファミリー層を中心に人気を集めているのが…
【ホテルグランヴィア大阪マーケティング部 藤川春菜さん】「こちらが『トレインビュー』のお部屋になります大阪駅直結になりますので、こちらの窓から電車が見えます」

階下にはJR大阪駅の線路がずらり。

悠然と走る電車を特等席からずっと眺めていられる、電車好きにはたまらない特別プランです。

1日5部屋限定で、小学生以下の子どもには、新幹線をあしらった限定グッズもついてきます。

連休期間中の予約はすでに7割ほどが埋まっているということです。

・トレインビュールーム確約プラン(1日5室):1万1000円/人※GW期間中

■お出かけを控える人におすすめ! 関西の「プチおもろいこと」

「プチぜいたく」もいいですが。
せっかくのゴールデンウィークなので、「プチおもろいこと」で過ごそうという人もいるのではないでしょうか?

大阪・ミナミでは2025年の「大阪・関西万博」を前に毎月、「ちょっとフライングでおもろいこと」をテーマにしたイベントが開かれています。

会場周辺の放置自転車に悩まされてきた場所は、何ということでしょう、関西の花農家で廃棄予定だった花が飾られ「映えスポット」になりました。

【訪れた人】「華やかでいいと思います。万博、応援していきたいなというのはあります」

また、5月12日の母の日に先駆けて、「フライング母の日」を開催中で、このブースの売り上げは、母の日に能登半島地震の被災地のお母さんやおばあちゃんへ送る花の費用にあてられます。

せっかくのゴールデンウィークなので、「ハルカスの屋上で噴水に話しかけてみたい」という人もいるのではないでしょうか。

【記者リポート】「地上約300メートルの展望台に、新たに噴水が登場したんですが、この噴水、声に反応するんです」

言わずと知れた超高層ビル「あべのハルカス」。
その展望台の噴水の前に設置されたマイクで声を発すると、声に反応して大きな噴水が上がりました。

実は声の大きさではなく、人数(声の量)によって高さが変わる、なんかおもろい噴水です。

そして、「高い所」と言えば…。
1963年の開業以来、神戸市民に愛されてきた「神戸ポートタワー」が26日、リニューアルオープン。

2021年から休業していた神戸ポートタワー。
真っ赤なパイプを斜めに組み合わせた斬新なデザインはそのままに、耐震補強や、ライトをLEDに変更するなど約2年半の工事を終えました。

「神戸ポートタワー」の高さ108メートルにちなんで、このタワーにゆかりのある108人が参加し、シンボルの復活を祝いました。


リニューアルの目玉はこれまで上がることができなかった屋上エリアです。

地上100メートルからのぞむ景色に訪れた人は…。

【訪れた人】「この高さから神戸を見るのってなかなか少ない。とても気持ちがいいです」

【訪れた人】「神戸は海と山、その間にポートタワーがあるから、ここに来れば両方とも夜景が、よく見られるんじゃないかな」

海外に行くもよし、国内を旅するもよし、皆さんはゴールデンウィークをどう過ごしますか?

(関西テレビ「newsランナー」2024年4月26日放送)

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