価格の高騰が続く卵。3カ月連続の値上がりとなるなか、安くなるタイミングが見えてきました。

■たまご お買い得のタイミングは

 卵約2つ分をご飯に絡め、香ばしいチャーハンの出来上がりと思いきや、4時間つけ込んだ自慢の味玉6個をチャーハンの上に盛り付けます。

 卵ファンにはたまらない珍料理。東京・吉祥寺の人気店が誇る“味玉のせ”チャーハンです。

中華街 洪流社長
「多い時で十数人、注文する」

 使用する卵は1人前約8個。最近、社長が頭を悩ませているのはやはり、卵の高騰です。

中華街 洪流社長
「厳しい。値上げしたいが、常連がほとんど。常連を歓迎する気持ちで頑張っている」

 去年、Mサイズ1キロあたり350円と過去最高値となった卵の価格は今年の初めこそ落ち着いていたものの、2カ月ほど前から高騰し、現在も値上がりの傾向は続いています。

 そんななか、スーパーにできた長蛇の列。その訳はもちろん…。


「撮ってるの?これが目当てで来てんのよ」

 なんと、258円の卵が約3分の1の88円。税込み95円で並べられていました。

50代の人
「うれしいですね。私、卵大好きなので」

30代の人
「一品買えば88円にしてくれるので助かってます。家計的にも」

 毎週日曜日の特売“卵1パック88円”。5年程前まで100人程だった列が物価高騰からか、今月3日は200人までに膨れ上がっていました。

 実はこの取り組み、約20年前から続けているといいます。

アキダイ 秋葉弘道社長
「震災時も頑張って続けてきたので、この値上がりしたからという(理由で)お客さんの期待を裏切りたくない思いがあって続けている。正直、販売する側からしたら非常に厳しい状況ですね。プライドですよね」

■もう少しの辛抱?卵安くなる時期は

 卵市場の動向を知り尽くしたプロが、その問いに答えました。

小林ゴールドエッグ 小林真作代表
「今は高くなっているが、毎年年末には卵の需要が増える。それがかなり早めに起こって横ばいに近いような形で年末の最後まで推移するのではないか。卵は三が日や正月の間たくさん買って食べたりしない。年が明けて卵の価格は少し落ち着くのではないか。最近の傾向を見ると(1キロ)40円ほど下がるのではないか」

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