愛媛県宇和島市で柑きつを加工し製造販売していた企業が、自己破産の申請の準備に入ったことが11月1日に分かりました。負債は約4億5000万円と見られています。

自己破産の申請の準備に入ったのは、宇和島市高串にある柑きつ加工品製造販売業の「尾崎食品」です。

帝国データバンク松山支店によりますと、尾崎食品は1949年に創業した老舗企業。地元では「食品の尾崎フーズ」として知られていて、ブラッドオレンジのゼリーや飲む酢、食べる酢グミなど柑きつ類の加工品の製造を中心に、レストランやゴルフ練習場なども展開。2003年9月期には約3億4400万円を売上げました。

しかし新しい同業者の参入など競合が激しくなり、レストランやゴルフ練習場の経営から撤退。このあとはオリジナル商品の開発に力を注ぎ、健全な経営を目指していたものの、ほかの企業も加工品を重点にする動きが増え差別化が難しくなりました。このため規模を縮小し、2023年9月期の売上げは約1億4000万円まで減少。事業の再生を模索していたものの、仕入れ先への支払いが苦しく借入金の負担が重くなり、10月31日に事業を停止しました。

負債は約4億5000万円と見られます。

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