10月9日に、JR関西空港線で線路から火花が出て列車が一時運転を見合わせた、原因についてJR西日本が調査を終えました。
海上にかかる関空連絡橋。その”海水”が関係したとみられます。
◆運転士が運転見合わせ
10月9日の朝、関空線のりんくうタウン駅~関西空港駅を通過していた特急「はるか」の運転士が、線路付近から発煙を認め、約1時間運転を見合わせました。
確認したところ発煙はなく、『火花が出た痕跡』があったといい、原因を調査していたJR西日本は、以下のように説明しています。
◆塩分濃度が介在しやすい場所
火花は、普段レールに流れている微電流が、橋桁と固定する部材を介して、橋桁側に流れたことで発生したとみられます。
固定部材は絶縁体ですが、関空連絡橋が海の上にかかっているため、塩分濃度の高い水(海水に由来)が付着しやすく、電流が流れやすい環境だったのが原因としています。
JR西日本は対策として、全ての固定部材に絶縁スプレーを塗布しました。今後は、固定部材を絶縁効果の高いものに改良する方針です。
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