■「2時間待てる」外国人の行列
22日、東京・西新橋にできていた外国人たちの長い行列。
バーレーンから来た人
「バーレーンから来ました。どんな味がするのか楽しみ!それを食べるためだけに待っています」
ドバイから来た人
「このために来たから2時間でも待てます。問題ありません」
■お目当ては“名物プリン”と店主の“妙技”
外国人が集結していたのは老舗喫茶店「ヘッケルン」。行列してまで食べたい皆さんの目当ては、甘さ控えめで素材の味を生かした「ヘッケルン」名物の“ジャンボプリン”。
アメリカから来た人
「とてもおいしいです。甘すぎない。口の中でとろけるような感じ」
オーストラリアから来た人
「すべておいしかった。プリンももちろんおいしかった。また来たいです」
皆、絶賛する“名物プリン”。次々と注文が入っています。
満席の店内で客が何かを撮影しています。ちょっと独特な動きでプリンを準備する店主・森静雄さん(81)。なぜ、この動きをしているのでしょうか。
「ヘッケルン」マスター 森静雄さん
「カチャカチャやってたら崩れちゃう。それを一瞬に剥がすことが必要なわけ。だから、格好でやっているわけじゃない。その瞬間、衝撃を与える。そうするとパッと剥がれる。あれをお尻振りながらやったらプリンが崩れちゃう」
この“妙技”で、遠心力を使うことでプリンを崩さずに盛り付けられるといいます。
この動きがSNSに投稿され、海外でも話題に…。
アメリカから来た人
「パフォーマンスが大好きで、楽しい人。マスターがここを特別な場所にしています」
ドバイから来た人
「このスイーツはトレンドになっています。色んな国から人がやって来るほどトレンドで、ヨーロッパやアメリカからもここに来ています」
“ジャンボプリン”も“マスター”も大人気のヘッケルン。客たちはマスターの動きだけでなく、記念写真も撮影していきます。
フィリピンから来た人
「プリンを食べることができてラッキー!」
ポルトガルから来た人
「動画の動きを見ることができてうれしいです」
海外からも注目を集める森さん。妙技だけでなく、トークにも“うんちく”が。
「ヘッケルン」マスター 森静雄さん
「プリンを作って人に出す、それが愛情なんだ。プリンも大事、人間も大事」
「プリンへの愛情」は「人への愛情」と語ります。
「ヘッケルン」マスター 森静雄さん
「俺は最低でも(店を)100年やる。100歳までやる。心の交流っていう店にしたいな。ありがとう、どうもありがとう!」
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