時価総額は1兆円超え。株主にはどんな優待があるのでしょうか。

■東京メトロが上場　株主優待は？

　始まりを告げる「鐘」の音が響きます。東京メトロが23日、東京証券取引所に上場しました。

　国と東京都がそれぞれ半分ずつ、1株1200円で売り出した東京メトロ株。国が保有する株式の売却資金は復興財源に充てられます。

　上場時の時価総額は7000億円規模と、ソフトバンク以来の大型案件です。

　しかし、注目された「初値」は、上場直後は知名度や配当への期待などから買い注文が殺到。なかなか売買が成立せず、午前10時すぎにようやく初値が付きました。

　「1630円」と売り出し価格の1200円を大きく上回りました。

　23日の終値は1739円、時価総額は1兆円超えです。

　「自己責任が原則」の投資。高い「配当利回り」を願う株主たちがもう1つ注目するのが「株主優待」です。

　株主優待のなかにはメトログループが運営する、そば屋のかき揚げトッピング無料券もあります。

　かき揚げの他にもゴルフ練習場を無料で使える優待券などをそろえる一方で、メインはやはり“切符”の優待です。株数に応じて東京メトロ全線で使える片道切符がもらえます。

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。