アメリカの長期金利の上昇を受け、外国為替市場では急速に円安が進んでいます。1ドル=152円台は7月下旬以来、約2カ月半ぶりの円安水準です。
外国為替市場では23日の一日で円がドルに対して1円以上、下落しています。
最大の要因はアメリカの長期金利の上昇で、この1カ月でプラス0.5ポイントと急速に上昇しています。
また、最近発表された経済指標がいずれも市場予想を上回るなどアメリカ経済が堅調なため、利下げの観測が後退したという見方も広がっています。
そのため日本とアメリカの金利差が意識され、円を売ってドルを買う流れが強まっています。
三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは、この後のアメリカの長期金利次第では短期的に1ドル=153円台まで円安が進行する可能性があると分析しています。
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