今、外国人に大人気なのがA5ランクの黒毛和牛のステーキ食べ放題です。皆さん、驚いています。
■“ニッポンの食べ放題”人気の秘密
黒毛和牛の最高ランク・A5等級の霜降り肉。「ステーキの王様」と呼ばれるぜいたくなサーロインステーキがなんと食べ放題。東京・銀座にあるステーキ専門店では期間限定で黒毛和牛のサーロインステーキなどが食べ放題のコースを1万1290円で提供しています。
客の7割が外国人観光客だといいます。皆さん、極上の和牛に舌鼓を打っています。
料理人
「まずはサーロイン、すべての部位が食べ放題です」
料理人が客の目の前で焼く日本ならではの鉄板焼きスタイル。レアに焼いたサーロインをサイコロ状にカットします。さらに和牛の希少部位が次々と提供されていきます。
イスラエルから来た人(60代)
「和牛はどの部位が食べられるんですか」
中東・イスラエルから3週間の日本旅行に来た60代の男性。写真を撮って部位を確認しています。和牛の食べ放題に驚きを隠せません。
イスラエルから来た人(60代)
「素晴らしいです。最高です。イスラエルには牛肉の食べ放題はありません。イスラエルでこの食べ放題をやったらすごく高くなるでしょうね。和牛は断然高いですから。本物の神戸牛と和牛を食べることに興味がありました」
最高級の和牛が1万円ほどで食べ放題というコストパフォーマンスに大満足のようです。
シンガポールから来た人(60代)
「目の前で新鮮に調理してくれるので、私たちの感覚が研ぎ澄まされた。肉の質も良いです。とてもおいしかったです」
海外でもビュッフェスタイルの食べ放題はありますが、日本ならではの“おもてなし”に特別感があるといいます。
銀座のステーキ本店 小西衛料理長
「迫力であり、臨場感であり、音であり、我々の所作、焼いているところも動画で撮ってもらえる」
外国人客がはまる食べ放題は海の幸でも。都内の海鮮料理店ではクロマグロやメバチマグロの刺し身など、日替わりで20種類ほどが食べ放題です。
おさかな本舗たいこ茶屋 嵯峨完大将
「海外からの客が非常に多い。ヨーロッパ系の人が多い。刺し身文化は日本独特のものだから受けているのでは。『サンキュー、サンキュー』とよく言われる」
日本が誇る新鮮なマグロなどを好きなだけ食べられるとあって、感謝する外国人客が増えているといいます。
開店前から行列ができるこちらの「食べ放題」も外国人の人気が急上昇中です。皆さんお目当ては、日本の食文化の代表格「TKG」こと卵かけご飯です。
「喜三郎農場」では卵とご飯が食べ放題。店主が厳選して仕入れた様々な種類の卵を好きなだけ食べることができます。
アメリカから クリスタルさん(25)
「6個くらいかな。いけるだけトライしてみます」
「いっぱい食べる」と意気込むのはアメリカから来た3人組。ご飯に豪快に卵を割り入れ、醤油をかけていただきます。
クリスタルさん
「(Q.おいしいですか?)イエス、ベリーグッド」
見つけたきっかけはSNSです。
店によると、外国人客がSNSに投稿したことから人気が広がり、今では客の半分が外国人客の日もあるそうです。
一方、こちらはカナダからのカップル。トムさん、一気に卵2つを割り入れ、シンプルに塩をかけ、ネギをのせていただきます。
カナダから トムさん(35)
「デリシャス、デリシャスです」
ジェシカさんはまとめて3つの卵を取りました。
カナダから ジェシカさん(35)
「ゆず、みかん、ゆうやけを選びました」
選んだのは、こってり濃厚な「ゆうやけ」と、変わり種のゆず風味とみかん風味の卵です。
ジェシカさん
「ゆうやけはリッチな味わいで、他はすっきりしていました」
皆さんどうして、生卵の食べ放題に来るのでしょうか。
クリスタルさん
「アメリカでは食べません。危険です」
ジェシカさん
「日本のタマゴはクリーンで、食べるのは危険ではない」
そもそも、海外では食中毒の危険があるため卵を生で食べる文化があまりないそう。そこで安心して生で食べられる新鮮な日本の卵をたらふく食べたくて、食べ放題にやって来ているようです。
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