きょうから中国で開催している北京モーターショーで、トヨタ自動車は中国のネット大手テンセントと、EVに搭載するソフトウェアの分野で戦略提携すると発表した。
トヨタ自動車の中嶋裕樹副社長は、25日に開幕した北京モーターショーで、中国のネット大手テンセントと戦略提携することを発表した。
テンセントは、10億人以上が利用する中国版のLINEなどを運営する中国の大手ネット企業。
両社の提携では、トヨタが中国で販売する電気自動車=EVに搭載するソフトウェアの分野で、テンセントが得意とする人工知能=AIやビックデータなどを活用して協力を進めることにしている。
テンセントの湯道生副総裁は、「トヨタとともに消費者にとって親近感のある製品やサービスを想像し、未来のモビリティの新たな形を創造していく」と語った。
トヨタ自動車は、2024年1月から3月の新車販売台数が37万4200台と、前の年の同じ時期に比べてマイナス1.5パーセントと前年割れとなっている。
また、EVの販売は1万2000台に留まり、中国メーカーに対し開発が遅れていて、今回の提携で、EV開発を加速化し巻き返しを図りたい狙いがある。
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