かつて那覇市の沖映通りでにぎわいの中心だった「ダイナハ・ダイエー」が2005年11月に閉店し、約20年がたつ。ダイナハグループで働いた従業員らが11日、那覇市内で「ダイナハ・グループ大同窓会」を開いた。県内外から参加した約160人が節目を祝い、思い出話に花を咲かせた。
今年3月に閉店から約20年を前に同僚や仲間たちと再会し、懐かしい思い出を語り合いたいと実行委員会を立ち上げ、開催にこぎつけた。実行委員長の玉那覇博正氏は「感動もの。久しぶりに再会できてうれしい。4年に1度くらい開催したい」と語った。
同窓会ではかつて店内で流れていたBGMが再現されたほか、当時の写真やダイナハの記念誌や手帳など思い出の品々が並んだ。
ダイナハ開店の1年前から携わっていた石原繁之氏は当時、周辺の商店街から経営が圧迫されると反対の声が上がるなど紆余(うよ)曲折があったと振り返り、「ダイナハが沖縄の流通を変えた」と語った。
県内の学生の社会見学や修学旅行の場所となったことも印象的だったと懐かしんだ。(政経部・金城紅映)
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