倉敷市の冷凍倉庫業、水島冷凍が事後処理を弁護士に一任し、事業を停止したことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクによりますと水島冷凍は1948年設立の冷凍倉庫業者で、倉敷市水島福崎町の本店に併設する自社の冷凍倉庫で、主に倉敷市内の学校給食で使用される冷凍魚などの食材を保管していました。
また、冷凍魚のほか、プラント内の機械設備を冷却するクラッシュアイス、ドライアイスなど製氷などの卸売りも行い、1995年1月期には年売上高約9400万円を計上していました。
しかし、近年は同業者との競合激化などに加え、設備の老朽化に伴う稼働率の低下に歯止めがかかっていなかったということです。また、エネルギーコストの上昇分の価格転嫁が進まず連続で最終赤字を計上していました。
厳しい資金繰りが続く中、2024年夏に冷凍庫が故障して稼働を停止していたほか、8月に前の代表が死去したことも重なり9月30日に事業を停止していました。
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