宮城県大衡村への半導体工場の建設計画が白紙となった問題についてです。台湾半導体大手のPSMCは撤退理由について、政府の補助金支出の条件が理由だと説明しています。

これは台湾の半導体大手のPSMCとSBIホールディングスが、大衡村への工場建設について9月、PSMC側から撤退の申し出があったものです。

村井知事は10月7日、宮城県庁でPSMCの役員数人と面談し、今回の経緯について直接、説明を受けました。

この場でPSMCは撤退理由について、政府が補助金支出の条件として10年以上の量産を求めたことが、台湾の法令に抵触する恐れがあるなどと説明したということです。

一方で、SBI側との主張に食い違いがあり、村井知事は9日の会見で、今後、誘致を行う際は慎重な確認が必要との考えを示しました。

宮城県 村井知事
「納得できたということはなかなか言えません。しかしながらもうここで、時計の針を戻すことは実質的には難しいと考えているので、これをもって一区切りと考えている」

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