映画などの配信事業が好調ななか、見た人が振動や音で作品にのめり込む「没入感」を売りにした映画館が開業します。

 「ローソン・ユナイテッドシネマ」が26日に開業する映画館は、臨場感のある音響システムをすべての座席に内蔵します。

 同じ機能を持つ座席を導入している他の映画館では料金が上乗せされていますが、この映画館では通常料金です。

ローソン・ユナイテッドシネマ 清水俊英社長
「(配信との)違いを出すためにも、家庭ではできない体感を映画館で体験していただく」

 座席にスピーカーを内蔵することで、大きな機材を置くスペースがなくても音響の質を確保できます。

 今後は、人口が減少し大型の映画館を作ることが難しい地域などでも展開が可能だということです。

 日本映画製作者連盟によりますと、全国にある映画館のスクリーンの数はピークだった1960年に比べて半減しています。

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