（ブルームバーグ）：産経新聞社は１日、発行する夕刊紙「夕刊フジ」を、2025年１月31日発行（２月１日付）をもって休刊すると発表した。経営環境が厳しさを増す中、経費削減などに取り組んできたが、創刊55周年の節目に夕刊紙としての一定の役割を終えたとの判断に至った。
電子版も 25年１月31日で休刊とし、夕刊フジの公式サイト「zakzak」も同日で更新を休止する。夕刊フジが発行する健康情報紙「健活手帖」は24年11月の発行を最終号とする。
夕刊フジは1969年２月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊。デジタル端末の普及やコロナ禍に伴う帰宅時の購読機会減少、新聞用紙をはじめとする原材料費、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は年々厳しさを増していた。
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