農林水産省は今年度、1兆5000億円規模の赤字になる可能性がある農林中央金庫の資産運用などについて、検証する会議を開きました。
農林中金はアメリカを中心に外国の債権を多く運用していますが、インフレで上昇した金利の高止まりなどから多額の含み損が発生し、今年度の決算はリーマンショック時を超える1.5兆円規模の赤字になる可能性があります。
こうした事態を受けて農水省は27日、農林中金の資産運用や農業・食品産業への投融資について検証する会議を初めて開きました。
会議では、各国が利上げした際の対応や農林中金の運用体制に関する意見のほか、農林水産業者や食品関連業者への投融資を増やすべきといった声が出たということです。
今後、1年以内に取りまとめて農林中金へ助言するとしています。
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