熊本市西区などで実証実験が行われていたAIデマンドタクシー『のるーと上熊本』、20日から本格運行を始めました。
地域の交通手段としての活用が期待されます。
20日から本格運行を開始した『のるーと上熊本』。
電動のグリーンスローモビリティを使ったAIデマンドタクシーです。
民間事業者の『タクルー』がJR上熊本駅やバス停などとの接続を便利にしようと、西区や北区の一部、上熊本地区と池田地区で運行。時速20キロ未満で走行します。
複数の人が予約した場合、AIが最適ルートを選びながら走行する乗合交通です。
予約は電話かアプリで。アプリで29カ所の停留所から乗り降りする場所を選んで予約すると、AIが到着時間などを判断し案内してくれます。
私も実際に乗ってみました。
【中原 理菜アナウンサー】
「この辺りは道路が狭く高低差がありますが、スムーズですね」
【運転手】
「池田は坂道ばかりですもんね」
実証実験では、高齢者だけでなく「ベビーカーをたたんで乗せられる」と子育て世代からも好評だったといいます。
【タクルー 今村 英敏 代表取締役】
「新たな交通手段として捉えていただいて、暮しにプラスワンしていただけたらうれしい」
『のるーと上熊本』は年末・年始を除き午前9時から午後7時まで運行。
運賃は大人300円、月額6000円の定額制もあります。
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