アメリカの金利の引き下げを追い風に、日経平均が押し上げられました。

朝から、ほぼ全面高の展開となった19日の東京株式市場。

日経平均株価は、一時1000円を超える値上がりとなりました。

その背景にあるのが、日本時間19日未明にアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が決定した、政策金利の0.5%大幅利下げです。

FRB・パウエル議長:
この決定は、政策スタンスを適切に再調整すれば、労働市場の強さは緩やかな成長と、持続的なインフレ率2%への低下という状況を維持できるという、私たちの自信を反映したものだ。

このFRBによる大幅利下げが、日本経済にもよい影響を与えるとの見方が広がったことや、外国為替市場で円相場が一時1ドル144円台間近まで円安ドル高が進んだことも追い風となり株価は続伸。

平均株価の終値は、約2週間ぶりに3万7000円台を回復しました。

一方、19日から2日間の日程で行われている日銀の金融政策決定会合。

日銀は、7月に追加利上げを決めましたが、前回の利上げによる影響を見極めるため、今回の会合では、政策金利を今の0.25%程度に据え置くとの見方が大勢です。

FRBが大幅利下げを決めた直後だけに、20日の会合後に行われる、植田総裁の記者会見での発言が注目されます。

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