(ブルームバーグ):ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツグループは19日、通期業績見通しを下方修正した。中国事業の急速な悪化を理由に挙げた。苦境にあえぐドイツ自動車業界にとって新たな打撃となる。

発表文によると、乗用車部門は調整後売上高利益率を7.5-8.5%と予想。従来予測は最大11%だった。メルセデス・ベンツグループは、EBIT(利払い・税引き前利益)が前年の水準を「大幅に下回る」と現時点で見込む。

同社は「これは中国を中心とするマクロ経済環境のさらなる悪化が要因だ」と指摘。「中国では、消費低迷や不動産不況持続で経済成長の勢いがさらに失われた。こうした状況が最高級セグメントの販売も含め、中国での販売台数全体に響いた」と指摘した。

原題:Mercedes Slashes Outlook in Latest Blow to German Industry (1)(抜粋)

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