岡山市中区の婦人服製造業「ゼル」が9月5日に岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べで分かりました。

東京商工リサーチ岡山支店によりますと「ゼル」は、1997年設立の婦人服製造業者で、「ZELU」のブランド名で40代の女性をターゲットにしたワンピースやブラウスの製造を行っていました。

一時は鹿児島県に直営店を設置し、2006年8月期には売上高2億8000万円を計上していました。

しかし、在庫が負担となって借り入れに依存した資金繰りとなり、その後はネット販売業者などとの競合で売上高は低下、コロナ禍での低迷もあって資金繰りは悪化、事業を停止して破産を申請しました。負債総額は約1億7640万円とみられています。

また、ゼルから仕入れた商品の販売を行っていた岡山市中区の「ゼルプラネット」も連鎖的に行き詰ったということです。負債総額は約5000万円とみられています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。