高齢者の健康を考えたカレーのレシピを島根県邑南町の高校生が開発、16日から販売が始まりました。

16日に発売された「体にやさしいまごのまごころ豆カレー」。邑南町にある矢上高校の生徒たちが開発しました。名前の通り、大豆がたっぷり、浜田港で水揚げされたマトウダイの廃棄される部分を加工した粉末も加えられ、カルシウムやたんぱく質が豊富に含まれています。

邑南町のスーパーでは発売日に合わせて試食販売があり、商品を開発した「食と農研究会」の生徒たちが、来店客に試食してもらい、発売をPRしました。

試食したお客さん:
甘くて美味しいです。

開発のきっかけは、高齢者の介護施設に食事を提供する浜田市の会社が、「食べる楽しさ」も提供したいと、生徒たちに商品開発を依頼。2023年4月から1年あまりかけて、完成させました。
開発の過程では試作を重ねたほか、介護施設に入居者している高齢者に試食してもらい、その意見も取り入れたということです。

参加した生徒:
タンパク質やカルシウム、高齢者に不足しがちな栄養をまかなえるような商品にしました。

商品開発を依頼した斎藤アルケン工業・斎藤憲嗣代表:
我々の考えとはまた違う発想で考えてくれるので、固定概念にとらわれないメニューが出来上がりました。

高校生たちにとって、新商品の開発は、高齢者の健康の課題や介護の現場について学ぶきっかけにもなったようです。
高校生が開発した「高齢者思い」のレトルトカレーは、邑南町や浜田市のスーパーで、限定2000食販売されます。

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