台湾の半導体製造大手TSMC進出の菊陽町が、工業団地の整備を検討していることが分かりました。場所はTSMC第1工場南側のおよそ25ヘクタールで、吉本町長は「工業団地を整備することで半導体産業の集積の受け皿となりたい」と話しました。
【菊陽町 吉本 孝寿町長】
「半導体産業の集積を進めていく中で、さらなる町の成長につなげていくために
新たな工業団地整備の検討を始めていくことにした」
菊陽町の吉本 孝寿町長は、5日開かれた町議会の一般質問で、台湾の半導体製造大手・TSMCの第1工場の南側の土地およそ25ヘクタールで工業団地の整備に向けた調査を行う考えを示しました。
調査は町の当初予算の調査費を活用し、9月から来年2月までの半年間で、現地調査やインフラ調査などを行う予定です。また、菊陽町は9月、地権者への説明会を開くことにしています。
菊陽町が工業団地の建設検討を明らかにしたのは、TSMCの進出決定後、初めてです。
【菊陽町 吉本 孝寿町長】
「菊陽町が工業団地を整備することで(半導体産業の)集積の受け皿となりたい」
また、菊陽町の工業団地の整備検討について木村知事は「様々な可能性を前向きに
検討いただき心強い」とコメントしています。
TSMCは第1工場の東側に第2工場を建設する考えで、今回の菊陽町の工業団地の整備検討は、熊本県が誘致を目指す第3工場の立地を意識したものとみられます。
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