東京都内のスーパーで4日午後、多くの買い物客がのぞき込んでいたのが米売り場です。
買い物客:
(Q.米売り場は見た?)見ました (5kg)ないですよね。でも2kgがあったのでホッとしました。
多くの人が米不足を嘆く“令和の米騒動”。
買い物客:
やっぱりあって当たり前のものがないっていうのは、ちょっと困るなと。
頼みの綱のふるさと納税も、例外ではありません。
関東屈指の米どころ、茨城県の牛久市や八千代町では、返礼品の米の在庫がなくなり、軒並み受付停止となっていました。
そんな中、ある事実にびっくり。
列島が米不足に陥る一方で、海外の米の輸出量が過去最高となっていたんです。
街の人は「えー!外国にそんなに行ってるの?」「それは良くないでしょ。だって日本人が食べるのがないのに」と話しました。
世界中から富裕層が集まる中東・ドバイの日本食レストラン。
客がナイフとフォークを使って食べていたのは、日本の米で作ったおにぎりです。
歴史的な円安や海外でのおにぎりブームなどを追い風に日本米の需要が世界的に拡大。
農林水産省が3日に発表した2024年1月から7月の米輸出量は、2023年の同じ時期より2割以上増え過去最高となりました。
米不足が叫ばれる中での輸出増加には、「米がなくて暑い中探しに行ってるのに、輸出っていうのは困っちゃうかな」「あんまりよくないよね。不足しているのに海外に出して」と不満の声も聞かれました。
一方、東京都内のスーパーには4日、新米がずらり。
米不足解消の決め手となるのでしょうか。
ただし、新米を買い求める客が続々と訪れていた茨城県内の直売所では、「やっぱり高くなっている」「5kgで3100円だから結構高いなと思った」と値段の高さに戸惑いの声が上がっていました。
こうした中、食品宅配大手「オイシックス」が5日から始めるのが、何と1年先にとれる「2025年度の新米予約」。
米不足による不安の高まりから、2024年の新米予約が1.4倍に増えたことを受け、予約開始の予定を大幅に早めたのだといいます。
米の契約農家からの直接仕入れにより、市場価格に左右されず、予約時点での一定価格で販売ができるということです。
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