経済産業省は来年度予算の概算要求として、大阪・関西万博や脱炭素の推進費用など2兆3000億円あまりを求めると発表しました。

経産省の来年度の予算要求では、▼来年4月に開幕する大阪・関西万博をめぐり、会場内の安全確保や日本館の運営費として312億円を盛り込んでいます。

また、▼福島第一原発にたまる処理水の海洋放出をめぐる風評対策など福島県の復興事業として、あわせて629億円を求めています。

そのほか、脱炭素に向けた推進対策費用などを含めた要求総額は2兆3596億円で、今年度の当初予算を2割程度上回る見通しです。

一方、▼次世代半導体の国産化を目指している「ラピダス」を念頭に置いた半導体分野への支援や、▼万博の会場整備などについては、具体的な費用を示さない「事項要求」としています。

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