大阪府の吉村知事は、コメ不足によって店頭で買えない事態が相次いでいるとして、政府に対し備蓄米を流通させるよう、大阪府として要望したと発表しました。
吉村知事は26日、大阪府が実施した緊急抽出調査で、「8割の小売店で品切れが発生している」という結果が出たことを明かし、政府に対して政府備蓄米を小売店などに早期に流通させ、コメの流通状況を改善させるよう要望したと明かしました。
一方で、政府側は「全国的に見れば需給逼迫(ひっぱく)にない」として否定的な回答だったということです。
これに対し吉村知事は、「非常にお米の品薄状態が続き、需給が逼迫(ひっぱく)し、またお米の値段も上がっているという状況」と指摘し、「倉庫に眠らせたままにしておくのではなく、開放するべきではないかと思います」と重ねて備蓄米を流通させるべきと話しました。
一方で、9月には新米が流通し、需給が改善する見通しであることに触れ、「冷静な消費行動をとってほしい」と話し、買い占めなどの極端な行動をとらないように呼びかけました。
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