環境省は、国の特別天然記念物「トキ」を、早ければ2026年度内に本州で初めて野外に放つ方針であることが分かった。
場所は石川県の能登半島か、島根県出雲市のいずれかで検討しているという。

石川県は、能登半島地震からの復興プランに「トキが舞う能登の実現」を盛り込んでいて、餌場などの環境整備に取り組んでいる。
環境省は生息環境を確認しながら場所を決定する方針。

日本産のトキは、2003年に最後の個体「キン」が死に、中国から譲り受けたトキをもとに人工繁殖を進めていて、2008年から新潟県佐渡市で放鳥されている。

これまでにも、新潟県内や石川県能登半島など本州で目撃はされているものの、定着までは至っていないことから、環境整備の支援を実施する。

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