今年、上半期に県内で倒産した企業は8件で、2000年以降最も少なくなっています。
帝国データバンク佐賀支店によりますと、今年1月から6月の上半期に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は8件で、2000年以降、最も少なくなりました。
このうち7件は負債1億円未満の小規模な倒産であることから、負債総額も過去最少の5億4900万円になっています。
去年10月以降、金融機関が企業に対し借入金などの返済スケジュールの見直しに応じてきたことで倒産の抑制につながったということです。
業種別では建設業が5件と最も多く、原材料や人件費の高騰が主な要因となっています。
帝国データバンクは今後について、原材料の高騰や人手不足などで収益が圧迫している中小企業が増えていることから「倒産件数は今後、増加に転じる可能性がある」としています。
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