厳しい暑さが続きますが、暦の上では秋に入っていて味覚の秋の話題も届いています。鳥取を代表する秋の味覚である二十世紀梨がシーズンを迎え、22日に倉吉市で初出荷式が行われました。

初出荷を迎えたのは、倉吉市と三朝町で栽培された露地物の二十世紀梨です。倉吉市内の選果場に生産者やJAの関係者などが集まり、地元の子供たちが和太鼓の演奏を披露して初出荷を祝いました。

JAによると、2024年は夏場の高温と雨が少なかったことなどから、実は小ぶりなものが多いものの、甘さは例年以上に仕上がったということです。
この選果場からは、県内で唯一アメリカや香港など海外に輸出されていて、この日は10キロ入り400ケースがアメリカに向け出荷されました。

JA鳥取中央倉吉梨生産部・大野俊一部長:
今年の二十世紀梨に関しては、まずは肌がきれい。みずみずしい甘さ、酸味の調和のとれた二十世紀というものをぜひとも味わって頂きたい。

この選果場では、26日から関西や中国地方などに向け二十世紀梨の出荷が始まり、JAは今シーズン、カメムシ被害などの影響を受けたことから、前年を4000万円下回る2億6000万円の販売を見込んでいます。

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