タクシー会社の管理のもとで、一般のドライバーが自家用車を使って有料で客を送迎する、日本版ライドシェアについて19日、鹿児島県鹿屋市でタクシー会社を運営する「坂元運送」が申請しました。
また先週には、鹿児島県伊佐市が県内で初めて日本版ライドシェアの申請をしていたことが分かりました。
19日、日本版ライドシェアの申請をしたのは、鹿屋市札元1丁目のタクシー会社「まいにち交通」を運営する坂元運送です。
日本版ライドシェアはタクシー会社の管理のもと、タクシーが不足する地域や時間帯に、一般のドライバーが自家用車を使って有料で客を送迎できるもので、タクシーの運転手不足を解消することが目的です。
まいにち交通の宮田正広所長は鹿屋市の現状について、次のように話します。
まいにち交通・宮田正広所長
「(タクシーの)ドライバー、乗務員の数が激減している」
「23時、24時になると10年前は100台以上稼働していた台数が、今は10台」
「事業維持を一番に考えて今回、日本版ライドシェアを申し出た」
また、8月15日には伊佐市が県内で初めて、日本版ライドシェアを申請していたことが分かりました。
市内のタクシー会社から平日の午前中を中心に、乗務員が不足していると相談を受けて、申請に至ったということです。
どちらの申請についても、国が各地域のタクシー会社にライドシェアを行うか、意向調査を行った後、申請に基づいて運行する時間や曜日、台数を定めることになっています。
まいにち交通・宮田正広所長
「(一般ドライバーは)タクシーと同等の研修を行ったのち、ドライバーとして営業開始。2,3カ月先を営業開始のめどとしている。営業が始まったときには、ぜひ一度利用してほしい」
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