福岡市で18日に軽乗用車と西鉄バスが正面衝突し女の子2人が死亡した事故で、軽乗用車が中央線をはみ出しバスと衝突する瞬間をカメラが捉えていました。

テレビ西日本が入手した防犯カメラの映像には、画面左手から直進してきたバスに車が突っ込み、跳ね飛ばされ歩道に乗り上げて停止する様子が映っています。

衝突の瞬間、車が中央線をはみ出していたことが分かります。

事故が起きたのは18日午前11時ごろ。

福岡市早良区東入部の国道で、西鉄の路面バスと軽乗用車が正面衝突し、軽乗用車に乗っていた親子3人のうち娘2人が死亡しました。

死亡したのは近くに住む姉の古賀優麗愛さん(7)と妹の麻里愛さん(5)で、運転していた母親は左脚に大けがをしました。

◆記者リポート
「現場は交通量の多い幹線道路で、道は緩やかにカーブしています」

警察などによりますと、西鉄バスは乗客10人を乗せ国道を北上する一方、軽乗用車は対向車線を南下。

車を運転していた母親は、近くの自宅を出発した直後に事故を起こしたと話しているということです。

19日、現場では亡くなった姉妹をしのんで手を合わせる人の姿がありました。

◆現場を訪れた人
「家が近所で(子供同士が)小学校が同じで留守家庭子ども会(学童保育)で話したことがあったので手を合わせに行こうと」

警察の調べに対し、バスの運転手は「軽乗用車が中央線を越えてきた」と話しています。

また死亡した姉妹は後部座席でシートベルトを着用していた一方、車内にチャイルドシートはなかったということです。

警察は、母親の回復を待ち、過失運転致死傷の疑いで事情を聴く方針です。

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