東京・港区の麻布台ヒルズなどで、夏休みの子どもたちに未知なる体験をしてもらおうと企画されたイベントが人気を集めています。中でも注目されているのは、「食育」です。
■ぬか漬け作りにマグロ解体も
麻布台ヒルズ ぬか漬け教室 この記事の写真先月28日、麻布台ヒルズでは子どもたちが施設内の畑で野菜を収穫し、ぬか漬け作りに初挑戦しました。
先生「どうぞ入れてみてください。入った!大丈夫!!同じ向きに入れてあげると、隙間ができにくいので」 中学2年生
「食べている時と全然違う感じです。こんな感じでできているんだなって」 漬物店も初めての試み
漬物店にとっても初めての試みです。
菜香や 遠藤記生社長「大成功ですね。楽しみながらやるというのが、料理だと思うので。お母さんと一緒にやったっていうのは、すごく記憶に残るんじゃないか」 学びの場を子どもたちに提供
六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズを運営する森ビルは毎年夏、施設内の店舗や企業と連携して、こうした学びの場を子どもたちに提供してきました。
緑・食をテーマとした講座今年初開催となる麻布台ヒルズのワークショップでは、緑や食をテーマとした講座が数多く開かれています。
“マグロ解体”から食材の大切さを学ぶ天然本マグロの解体ショーを目の前で見て、食材の大切さを学ぼうという教室では…。
小学2年生「マグロがあんなに大きいとは知らなかった」 やま幸 山口幸隆社長
「今のお子様たちが大人になった時に、日本の食って素晴らしいなと。本物を教えていくと、子どもたちから文化は発信されるんだなと」
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■「被告人は有罪」裁判体験に歓声■「被告人は有罪」裁判体験に歓声
六本木ヒルズの法律事務所で行われた模擬裁判食育だけではなく、「職業体験」の場もあります。
現役の弁護士がアドバイス14日、六本木ヒルズの法律事務所で行われたのは模擬裁判です。現役の弁護士がアドバイスします。
検察官役(小学5年生)「事件のあった日、あなたは犯人の姿を見ましたか」 証人役
「はい、見ました」 検察官役(小学5年生)
「あのような髪形でしたか?」 証人役
「まさにあんな感じだと思います」 模擬裁判の設定は…
被告側は路上で高齢女性から現金入りの封筒を奪ったとして起訴されましたが、否定しているという設定です。
検察官役(小学5年生)「被告人が持っていたお札の穴と封筒の穴の大きさが同じである」
そして迎えた判決は…。
「被告人は有罪です」 裁判官役チーム「被告人は有罪です」
ワークショップの狙いについて、担当者はこう話します。
「ヒルズとして子どもたちを育てていく」 森ビル・タウンマネジメント事業部長谷川聡子さん
「実際に街に来ていただいて、街で働く人と一緒に何かを学ぶ機会が、ヒルズとして子どもたちを育てていく。一緒に協力いただけるテナントとかを、広げていって展開していければと」
(「グッド!モーニング」2024年8月15日放送分より)
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