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日本の夏の風物詩「ラムネ」が外国人に大人気となっています。
そのブームは海を越え、驚きの進化を遂げていました。

■“夏の風物詩”が海外でブームに

キンキンに冷えたラムネ。170年以上の歴史を持つ、日本の夏の風物詩です。

日本の夏の風物詩 ラムネ この記事の写真は13枚

いま、外国人観光客にラムネが大人気!

外国人観光客にラムネが大人気

アメリカから来た少年は、暑い夏に飲むラムネに感激です。

アメリカから来た観光客(13歳)
「ベリーグッド」
「シュワシュワしています。涼しくなりました」 アメリカから 13歳 イギリスから来た観光客(50歳)
「イギリスのロンドンから来ました。ラムネは人気があるけど、とても高いです 」 イギリスから 50歳

ロンドンでは3ポンド、600円近くするというラムネ。
浅草の店では200円で、その安さに驚いています。

イギリスから来た観光客(50歳)
「ロンドンでは、すごく暑いときや夕方に、ラムネとジンを合わせてジントニックにします」

若い世代には、特徴的な容器も好評です。

韓国から来た観光客(22歳)
「ベリーキュート」
「とても美味しいし、瓶もとてもかわいいです」 韓国から 22歳

ニューヨークから来た少年は、ラムネを飲もうとしますが…
うっかり、ビー玉を落とし忘れていました。

うっかり、ビー玉を落とし忘れ

母国アメリカで、初めて飲んで以来、ラムネに夢中。

アメリカから来た観光客(14歳)
「ソーダの多くは甘すぎますが、ラムネはちょうど良い甘さです。僕がラムネを初めて飲んだのは、日本食レストランでウェイターが『(日本の)ソーダはどうですか?』と言うので飲んでみました」
「多くの人たちがラムネを気に入る理由は、いろんな味があるからだと思います。僕はぶどう風味のラムネも好きです」 アメリカから 14歳

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■海外で“ラムネブーム” 人気急上昇のワケは?

■海外で“ラムネブーム” 人気急上昇のワケは?

全国ラムネ協会の木村会長に聞きました。

全国ラムネ協会・木村英文 会長
「ラムネが世界標準語になってきた。ヨーロッパでも、アメリカでも、どこのスーパーでもラムネコーナーが設けられるようになって、認知度が増えてきた」 全国ラムネ協会・木村英文 会長

木村会長が営むラムネ工場では、生産本数の9割を、海外に輸出しています。

ラムネ工場

わさびラムネ、カレーラムネなど、変わり種も作ってきました。

ラムネの変わり種

海外需要の増加で、全国のラムネのガラスビンの生産量は拡大しています。

10年前は、およそ3450万本だったのが、2022年度は、1億1360万本と3倍以上に。

ラムネのガラスビン 生産量拡大 全国ラムネ協会・木村英文 会長
「ラムネの場合には振っちゃったりすると、プシュッとシャンパンのようにふきこぼれて楽しい。パーティーの時に、にぎやかしに良いと。クリスマス、ハッピーニューイヤー、年中、色々な催し物が多くて人が集まれば飲み物を飲む」
「ラーメン、寿司、和食が世界に広がっていくと、それに合う飲み物ということで、ラムネも選択基準のひとつになって(需要が)加速度的に増えている」 「シャンパンのようにふきこぼれて楽しい」

日本の風物詩がまた一つ、世界に羽ばたいています。

日本の風物詩

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・カキの“生食用”と“加熱用”何が違うかご存じですか?「鮮度」ではないんです!実は・「ラムネ」と「サイダー」何が違う? 時代によって変化…違いは「味」ではなく…・株価大幅下落で新NISA「損切り民」が続出?・高齢化団地の上下階「セット貸し」が満室 家賃5万円台で若い世代呼び込む・ラムネ製造9割“海外向け” 人気も…瓶不足で生産追いつかず

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