(ブルームバーグ):1日の東京株式相場は下落の見込み。日本銀行による追加利上げや7月の米ADP民間雇用者数を受けて円がドルに対して149円台まで上昇し、円高を嫌気した売りが自動車を中心とする輸出関連株に先行しそう。
一方、米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)で9月の利下げが示唆されたことを好感し、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)などが上昇した。国内でも半導体関連株が相場を下支えしそうだ。
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
・為替の円高が進んでおり、夜間先物の流れを引き継いで日本株は下落するだろう
・自動車などに売りが出やすい
・さらに円高が進まなければ、決算期待で多少マイナス幅を縮小する可能性はある
・米国市場では対中半導体規制で日本とオランダが除外されるという報道を受け、主要3指数に比べてSOXの上昇が大きい。国内でも半導体が引き続き高くなりそう
・日銀の利上げを受けた預金金利の引き上げや将来予想される貸し出しスプレッドの拡大から、銀行は引き続き注目されるセクターだ
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