日銀は先ほどまで開いていた金融政策決定会合で、追加の利上げに踏み切ることを決めました。日銀前から中継です。

歴史的な円安を前に日銀がようやく重い腰を上げました。3月にマイナス金利を解除して以来の利上げです。

日本銀行はさきほど、金融政策を決める会合で、短期金利の誘導目標を0%~0.1%程度から0.25%に引き上げることを決めました。これで短期金利は2008年12月以来、15年7か月ぶりの金利に戻ることになります。

利上げに踏み切った背景には、円安を是正する狙いもあったものとみられます。

大規模緩和の副作用である円安によって物価を想定以上に押し上げるリスクが高まっていたため、日銀内でも「経済全体にマイナスだ」と影響を危惧する声が出ていました。

発表を受けて円相場はあらい値動きとなっています。

円安とそれに伴う物価高に向き合うことになった日銀ですが、わずかな利上げでどこまで効果が出るのか。午後3時半から行われる植田総裁の会見が注目されます。

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