日銀は2日目の金融政策決定会合で、追加利上げを行うかについて検討し、判断を行う見通しです。

利上げが決まれば、金利のある世界に向け、さらに一歩踏み込むことになります。

為替のディーリングルームから、フジテレビ経済部・高橋怜央奈記者が中継でお伝えします。

日銀が追加利上げに踏み切るのではないかという観測が強まったことを受け、円相場は円買いが進み、31日午前11時半現在、1ドル=152円台後半で取引されています。

円相場は、30日夕方に154円台後半だった水準から、約半日で2円以上円高に動きました。

円高進行を受け、東京株式市場では輸出関連銘柄に売りが広がり、日経平均株価は一時500円を超えて値下がりしました。

日銀の植田総裁は、物価と賃金が安定して上がっていく確実さが高まることが、追加利上げの条件だとしています。

日銀が目標とする2%の物価安定目標は実現しつつあるとの見方が広がる一方、賃金や消費の動きをもう少し時間をかけて見極めるべきだとの声も強いのが現状です。

日銀は、政策金利を0.25%程度に引き上げる案などについて、慎重に検討を行うとみられます。

市場関係者からは、利上げが決まれば、1ドル=150円を割る可能性もあるとの声が上がる中、日銀は、まもなく決定内容を公表します。

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