北陸新幹線の大阪への延伸計画について、ルート上にある大阪府交野市が、地下水への影響が懸念されるとして、国の鉄道・運輸機構に調査をするよう申し入れました。

ことし3月に金沢・敦賀間が開通した北陸新幹線は、2046年には新大阪まで延伸される計画です。

■水道水の8割占める地下水への影響懸念

ルートの8割はトンネルで、ルート上に位置する交野市の山本景市長はこれまで、市の水道水の8割を占める地下水への影響が懸念されるとの認識を示していました。

山本市長は30日、建設主体である鉄道・運輸機構の大阪事務所を訪れ、地下水への影響を調査するよう申し入れました。

■「地下水を守るという観点から協議したい」

【大阪府交野市・山本景市長】「今後、鉄道運輸機構と協議をして、市としては北陸新幹線に賛成反対という立場ではなく、市民の生活に地下水が必ず必要。地下水を守るという観点から協議をしていきたい」

山本市長によると、鉄道・運輸機構側は、「検討する」とコメントしたということです。

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