きょうの日経平均株価は1300円近い大幅な下落で、およそ3か月ぶりに3万8000円を割りこみました。東証から中継でお伝えします。
きょうの終値は、きのうより1285円安い3万7869円。7営業日連続の下げで、あわせて3500円近く下落しています。大幅ダウンの大きな要因は円高です。
「日銀が来週の金融政策決定会合で追加の利上げに踏み切るのでは」との見方が出ていることから、きょう、円相場は一時1ドル=152円20銭台まで上昇。およそ2か月半ぶりの円高水準で、輸出関連株を中心にほぼ全面安となりました。
このところ続いていた“円高・株安トレンド”ですが、今月に入ってから8円近く円高方向に進む為替相場の動きに合わせて、株価も下落しています。
この流れは続くのか?市場関係者は「株高をけん引してきた企業への期待自体は裏切られていない」と指摘したうえで、「ポイントは来週以降に集中する企業の決算と日銀の決定会合」と話しています。
下落が続く日経平均。市場は企業の稼ぐチカラと、日銀の次の一手に目をこらしています。
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