暗号資産による取引で、10倍から30倍の利益が還元されるなどの誘い文句に乗り、鳥取市の50代の男性が約1012万円をだまし取られる詐欺被害が明らかになりました。
詐欺被害にあったのは、鳥取市在住の50代の男性です。鳥取県警によると、男性がスマートフォンで副業を探していたところ、X(旧ツイッター)での投稿に掲載されていたURLを通してつながったLINEオープンチャットで「暗号資産による取引で儲けることができる」との誘い文句に乗って、投資会社のLINEのアカウントを友達登録しました。
男性は最初15万円の投資プランを選択していましたが、投資会社から、運用元本に応じて20日で10倍から30倍の利益が還元される「短期トレード複利プラン」を勧められると、より利益が出ると思い、指示に従って500万円分の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送付したということです。
その後、さらに投資しようと501万円分の暗号資産を購入し、同様に送付したところ、後日投資会社から「暗号資産の不正流出を検出した。セキュリティ上、LINEやメールができない」などとのメッセージが届いた後、連絡が途絶えたことから、不審に思った男性がインターネットで検索して詐欺だと気づいたということです。
警察は、「短期間で利益が何倍にもなる」などという投資は詐欺を疑ってほしいと呼びかけています。

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