精密研削加工部品業者の「ハタ研削」(長野県安曇野市)が7月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、保全・監督命令を受けたことが分かりました。負債総額は約9億6900万円に上ります。
帝国データバンクによりますと「ハタ研削」は1977年創業。国内外の通信関連企業などを得意先として光通信部品やセラミック構造部品などの製造を手がけ、2011年11月期には年売上高約17億1300万円を計上していました。
しかし、過年度に発生した多額の貸倒損失処理もあり債務超過の状態が続く中、得意先の設備投資が抑制され受注は低迷。
2024年1月期の年売上高は約8億円まで減少しました。
資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから法的手続きの下で再建を図ることにしたということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。