梅雨なのに暑い…。近畿地方は早ければ7月18日にも梅雨明けの可能性がありますが、気象庁が統計を取り始めてからの125年間で最も暑かった去年の夏に匹敵する暑さになることも予想されます。

 そんな中、影響はこんなところにも。大阪市阿倍野区にあるスーパーを訪れると…

 (買い物客)「相対的に野菜は高いです。困っています。主婦は大変です」
 (買い物客)「(Qきゅうりが1本で88円だが?)つらいですね。違うもので代用して、なるべく価格をおさえるように」

 きゅうりの価格が平年の約3~4倍に。

 (フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長)「ついこの間まで3本とか4本で100円だったきゅうりが、今1本88円(税抜き)で売らないといけない状態になっています」

 トマトは税込みで1玉149円。ブロッコリーも1パック279円と野菜の相場が高くなっているのです。

 (内田寿仁社長)「すごく高温な状態が続いていますので、変色・変形したり実割れが起こったりして、出荷量が減って相場が上がっている。夏の終わりにかけて猛烈に値段が上がる可能性はあるかなと」

 過酷な暑さは人間同様、農作物にも深刻な影響を与えます。大阪府富田林市の「浅岡農園」でその影響を聞きました。ナスの露地栽培でも影響が出ているようです。

 (アーバンファームASAOKA 浅岡弘二代表取締役)「(日の)光線が強くなってきている。実の皮の表面が茶色くなって、ほんまに火であぶったように」

 また、雨が一時的に多く降り、そこから暑い日が続くと、根から腐ってしまい実もダメになってしまうそうです。

 (浅岡弘二代表取締役)「もうきついよ。より細かなケアが必要になってきてるから、ひとつの作業でもかける時間はちょっとずつ長くなってきている。それに見合って野菜の価格は上がってこないから経営的にもきつい」

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